2月の第2日曜日は、青森県内各地で雪まつり・冬まつりが開催される。黒石市中心部では「冬のこみせ」と称するこみせ通りのイベントが行われたが、今年はメインの雪だるまが暖冬少雪の影響でほとんど見られなかったのは残念だった。しかし、併催された「全日本ずぐり回し選手権大会」がなかなか面白い競技だったので、ここに紹介したい。 ずぐりはコマの一種で、冬場の遊び道具として黒石市を中心とした津軽地方に古くから伝わっている。雪の「土俵」をピカピカに磨き、その上でコマを回し回転時間を競うものだが、小学生から大人まで夢中になってコマの動きに一喜一憂していた。 夜は黒石市の温泉街にある津軽伝承工芸館で「雪の降るさと かまくら 2009」に行ってみた。このイベントは初めてとなるが、山の中ということもあり、思いのほか雪だるまの数も多く、温泉情緒も加わって見事な演出であった。 |