津軽鉄道ストーブ列車は、石炭を使っただるまストーブで車内を暖める列車として全国的に有名だ。今回は津軽五所川原駅から金木の区間を乗車し、車内の様子を記録した。この日は日曜日ということもあり、モンペ姿の売り子のおばさん(通称モンペおばさん)が乗車して団体客に津軽民謡や手踊りを披露し、大いに盛り上がりを見せていた。 ストーブ列車は1日2往復しか運行されておらず、のんびり観光気分を味わってはいられない。そこで後半は、五所川原市から中泊町にかけての地吹雪地帯を自家用車で往復し、そのレトロな姿を撮影することに専念した。晴天から地吹雪、そして猛吹雪と、刻々と変化する天候の中で、ストーブ列車が津軽の風土に溶け込みながら走る姿を追いかけてみた。 |