青森県は三方を海に囲まれ、海岸線の総延長は約740km、直線距離にすると青森から京都に至るほどの長さに相当する。日本海側には暖流の対馬海流、太平洋側には寒流の親潮と暖流の黒潮が青森県付近で複雑に混じり合い、豊かな水産資源が生み出されるとともに、濃い霧を発生させる。このようなことから青森県には多くの灯台が設置され、海難事故防止に大きな役割を果たしてきた。2006年、これまで灯台守が常駐していた竜飛埼灯台が無人化され、全国全ての灯台から灯台守が姿を消した。このギャラリーはこうした時代の流れを受け、過去に撮影した灯台の写真から選び出して作成した。

陸奥大島灯台(平内町、夏泊大島)
画面中央右は下北半島、左は津軽半島、その間に北海道渡島半島が見られる。

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