三沢基地航空祭に出かけたのは6年ぶりだが、実は毎年行こうと心の準備だけはしていた。しかしお天気がぱっとせず、青空の中でブルーインパルスが飛ぶのを見てみたいという夢を実現できなかった。 今年も週間予報がころころ変わりあまり期待できそうもなかったが、本番前日は雲ひとつない快晴となった。そこで、前日は予行飛行が行われる可能性があるので、温泉入浴も兼ねて出かけてみた。航空マニアの皆さんは予行が行われる時間をキャッチしていたようだが、その時間をまったくわからずにハロウィンフェスタを見ていたら、頭上から轟音が響きブルーインパルスの予行が始まった。このギャラリーでは短時間だったがそのときの模様をお伝えしたい。 さて、ブルーインパルスの本番さながらの飛行を楽しみ、その後市民の森公園にある温泉に入浴。温まったところで帰ろうかと思ったが、以前三沢に来たとき三沢航空科学館が休館だったのを思い出して、大空広場だけ見てから帰ろうと立ち寄った。現地に到着したら例の航空マニアがわんさかいるではないか。明日の本番に備えて現地入りしているのかと思った瞬間、奴等はやってきた。そう、サンダーバーズが浜松から飛行してきたばかりだったのだ。時間は夕刻となり、空には珍しい気象現象の幻日が見えていた。幻日とサンダーバーズを同時に目の当たりにし、まさにこの日は夢と現実が一体となった一日だった。 |