ねぶた祭りは古くから継承されている民俗学的に貴重な祭りとして重要無形民俗文化財に指定されている。このため、新しいものをできるだけ排除する姿勢が貫かれており、ややもすると形式的になりすぎて祭りならではの楽しさが薄つつあるのかもしれない。 一方、さいたま市で行われる「大宮スパークカーニバル」は誕生して20年余りの新しい祭りで、その名の示すとおり夏の暑さを弾き飛ばす、なんでもありのにぎやかで楽しい祭りだ。マーチングバンドに始まり、御輿、サンバ、よさこい、フラダンス、などなど、参加したい団体はみんな出たという感じだろうか。特にサンバは浅草サンバカーニバルに次ぐほどの規模で、沿道に陣取った男性諸氏はダンサーが放つスパークを浴びてメロメロだった。 |