満開の桜もとめて下北半島へ

 下北半島の桜は、弘前や青森に比べ約1週間遅れて開花する。GW前半は弘前公園の豪華絢爛たる桜を堪能できたが、後半は下北半島の満開の桜を求めて名所を訪ねてみた。
 訪問先は野辺地町の愛宕公園、むつ市脇野沢の愛宕山公園、そして下北半島で最も桜の本数が多い早掛沼公園である。これらはネットの開花情報では満開と報じられていたが、実際行って見ると極めて花芽の数が少なく、特に愛宕公園と愛宕山公園ではソメイヨシノがほとんど咲いていなかった。
 桜の名所で花芽が少ないと報じられていたのは、他に、五所川原の芦野公園や秋田県内各地、函館周辺など広範囲で、いずれも野鳥のウソに花芽を食べられたことが原因とされている。
 弘前公園など、例年通り豪華な花を咲かせた場所は人通りが多く、ウソが寄り付かなかったと思われるが、ウソの被害を受けた公園は、冬期間ほとんど人が立ち入らない静かな場所である点で共通している。これらの公園では、今後もウソ対策に頭を悩ますことになりそうだ。

野辺地町愛宕公園。住民から不要になった鯉のぼりを集め、掲げている。

<< 1 >>

撮影地:青森県野辺地町、むつ市
撮影日:2009年5月2日
撮影機材:NIKON D60, 18-200mm