浪岡北畠まつりの記録

 8月中旬、青森市浪岡駅となりに新設された青森市浪岡交流センター「あぴねす」で、11日間にわたり「ふる里の風景 写真展」を開催した。その間、何度も浪岡に足を運んだが、ちょうど期間中に「浪岡北畠まつり」が開催されていたので、数あるイベントの中から流鏑馬大会、泣き相撲大会、ねぶた合同運行、および森重流古式砲術演武を見てきた。
 流鏑馬は第1回ということで、パンフレットにも場所が正確に明記されておらず、町内をうろうろしてしまった。ねぶた合同運行では、扇ねぷたとこどもねぶたの6台が出陣したが、参加者も沿道の人出も少なく盛り上がりに欠けていた。森重流古式砲術演武とは火縄銃の実演発砲のことであるが、小雨の中で導火線の火が付きにくく苦労していた。
 一方、泣き相撲大会は浪岡八幡宮の境内で古くから行われていて、子供の泣き顔がユーモラスに感じてしまう楽しい行事だった。
 この祭り、期間中の行事を数えてみたら、なんと17種もあった。それぞれは浪岡の皆さんが楽しみにしているふる里の祭りかもしれないが、もう少し整理して、人を呼べる祭りに発展させられたらと思う。ねぶた合同運行にしても、弘前と青森の中間という土地柄ゆえ扇ねぷたと人形ねぶたの両方が出ているので、津軽氏と北畠氏の合戦を模したストーリー性のある勇壮な運行に出来ないものだろうか。

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撮影地:青森県青森市浪岡
撮影日:2010年8月14〜17日
撮影機材:NIKON D300, D5000, D60