青森市郊外の野尻地区に、牛館川防火調節池と名付けられた小さな池がある。池の側には青森市内から青森空港を経由し弘前へ行く際に利用される、県道・青森環状野内線が通っている。すりぶるはここを通過する際、池に飛来する水鳥を眺めることが多いのだが、2008年4月頃から1羽の白鳥が留まっているのに気が付いた。はじめはシベリアへ帰る途中、仲間からはぐれてしまい、羽を休めて体力の回復を待っているものと思われたが、夏になっても一向に飛び立つ気配はなかった。このひとりぼっちの白鳥は、なぜ池に留まったのだろうか、また、その後も生き続けていけたのだろうか? |