八甲田山の初冠雪は平年で10月17日だが、今年は2週間以上早く2日(気象台発表では3日)となった。その日は降雪量も多く、紅葉前の緑の森と冠雪した峰々という珍しい組み合わせが見られた。5日前後遅れていた紅葉もこの寒波で一気に進み、中旬には平年並みに追いついたようである。 今年の紅葉は城ヶ倉温泉付近から谷地温泉付近にかけては比較的鮮やかに色付いたが、より標高の低いブナ林帯では紅葉前に枯れた葉が多く見られ、何時の間にか紅葉が終わってしまったところも多かった。こうした状態は昨年にも見られ、夏の高温と渇水により葉の痛みが激しくなったのではないかと考えている。 写真のほうは、雪山を除き特に目新しいものはなかったが、枚数だけはたくさん撮影したので、2回に分けてご紹介したい。 |