廃校となった校舎を町おこし・村おこしに利用している例が全国的に多く見られる。青森県内では青森市(旧浪岡町)・旧王余魚沢小学校の「王余魚沢倶楽部」、鰺ヶ沢町・旧一ツ森小学校の「白神自然学校」、黒石市・旧大川原小学校の「お山のおもしえ学校」、そして今回紹介する八戸市(旧南郷村)・旧増田小中学校の「山の楽校」などが有名だ。それぞれ様々なイベントを企画するなど地域住民の交流の場として活用されているのに加え、観光スポットとしても大いに期待されている。 八戸市の「山の楽校」では南郷地区が古くからそばやダイズの産地であったことから、そば打ちや味噌・豆腐作りが年間を通して体験できる。また、3年前に3万本のひまわりを植えたのをきっかけに毎年数が増え続け、なんと今年は101万本咲いているというので、はじめて行ってみた。 その日はちょうど、ひまわり畑の中で大切な人へのメッセージを大声で叫ぶイベント「楽校の中心で愛を叫ぶ」が開かれていた。青森県人はシャイなためか一般の参加者は少なく、半数はスタッフで占められていたが、面白い企画なのでもっと一般人が参加したくなるように一工夫欲しいところだ。 |