どらえもん海峡列車として知られていた快速「海峡」は、東北新幹線八戸開業とともに廃止となり、函館へ向かう列車はすべて特急「はくちょう」のみとなった。気軽に遊びに行けなくなった感がある函館であるが、時間さえ厭わなければフェリーという交通手段が残されている。今回「はこだてクリスマスファンタジー」の撮影に利用したのは道南自動車フェリー。旅客運賃は往復で2,700円と安さが魅力だ。津軽海峡を望む3時間40分ののんびりとした船旅もあまり揺れを感じることなく快適だった。 函館は毎年のように出かけるが、はじめての冬の北海道は身を切るように寒かった。そんな中行われた「はこだてクリスマスファンタジー」はイルミネーションが街中にあふれ、積もった雪を煌々と照らしていた。今や日本全国にクリスマスイルミネーションのイベントが行わされているが、函館のイルミネーションは別格の美しさを醸し出していた。 |